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雪の夜道

11時前に会社を出ると前の通りはもう真っ白で、大粒の雪が音もなく風に舞っている。オレンジ色の街灯に照らされてひとひらひとひらが地表に投げる灰色の影が、地の底から吹き上げる別の吹雪のように思えて、合わせ鏡の中に迷い込んだようなポツンとした孤独感。ひとりでサクサクと雪を踏みながら、死んだあとにもまたこんな道を歩くに違いない、と思う。その時にはきっと今日のことを思い出すだろうと、珍しく何とも言えない寂しさを感じて感傷的になっていた。傘を忘れたから、自分の黒い影にしんしんと雪が積もってゆく。







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